世田谷区玉川台の内科、循環器内科|内科後藤クリニック|用賀駅徒歩7分
予防接種

予防接種について

予防接種

当クリニックでは、主に大人向けにインフルエンザ、肺炎球菌、麻しん、風しん、MRワクチンの接種を、それぞれ行っております。

※これら以外の予防接種をご希望の方は、個別にご相談ください。

予防接種の目的

予防接種は、細菌やウイルスなどの病原体からつくったワクチン(抗原物質)を接種することによって免疫をつけ、特定の病気になりにくくし、また、たとえその病気になったとしても軽く済むように行われます。
ほかに、感染症の流行を阻止する(集団免疫)という目的もあります。
予防接種は「自分のため、そして周りのみんなのため」に受けるのです。

ワクチンの効果

ワクチンは、感染症の原因となる各種の細菌やウイルスの病原性を弱めたり、また、それらを無毒化したりしてつくられます。
これを注入することによって、体内に抗体(病原体と結合し、それを体内から除去するように働くたんぱく分子)をつくらせ、当該感染症に罹りにくくし、また重症化を防ぎます。

当クリニックで行っている予防接種

インフルエンザワクチン

インフルエンザの感染予防には、「マスクの着用」「手洗いの励行」「適度な湿度の保持」「十分な休養」「バランスのとれた栄養摂取」がポイントになります。
そしてもう一つ、インフルエンザを予防する効果的な手段に、流行前のワクチン接種があります。

インフルエンザウイルスは毎年少しずつ性質を変え、異なるタイプが流行するので、それに対抗するために、予防接種も毎年行う必要があります。
インフルエンザワクチンは、接種してから効果が出るまでに約2週間かかり、その効果は約5ヶ月間持続します。

インフルエンザが例年12月~翌3月頃に流行することを考えると、望ましくは毎年12月中旬頃までに接種すると良いでしょう。

肺炎球菌ワクチン

肺炎は、がん、心臓病に続いて、日本人の死亡原因の第3位を占めています。
高齢者や糖尿病などの基礎疾患を持っている方などは肺炎に罹りやすく、しかも治りにくく重症化しやすい傾向がありますので、特に注意を要します。

肺炎を予防するために出来ることの一つに、肺炎球菌ワクチンの接種があります。
肺炎の原因菌で最も多いとみられるのは、肺炎球菌です(成人の肺炎の20~40%は、この菌が原因と言われます)。
肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌による肺炎などの感染症を予防し、また罹患した際にも重症化を防ぎます。

※接種後5年以内に再接種を行うと、注射部位の痛みが強く出るケースがありますので、再接種を希望される方は、5年以上の間隔を空けてください。

麻しんワクチン

最近、子どもだけでなく、成人(特に20代など若年層)にも麻しん(はしか)の流行が見られます。
皮膚や口腔粘膜の発疹、発熱などの症状が現れますが、時に脳炎、肺炎などを合併して重症化することがあり、生命に関わるケースさえあります。

過去に麻しんワクチンの接種を受けた人でも、その免疫が弱くなっている可能性があります。
ワクチンにより体内には人工的に免疫が作られますが、ワクチン接種後に自然の麻しんウイルスに晒されないと、効果が弱まってしまいます。
予防接種率が高まって麻しんが流行しにくくなっている反面、麻しんウイルスに接する機会が少ないために、乳幼児期の予防接種の効果は、大人になるにつれて薄れてしまいます。
大人の方で、これまで麻しんにかかったことが無く、予防接種を受けていない方や1回しか接種していない方は、2回の予防接種をお勧めします。

風しんワクチン

風しんは風しんウイルスによって起こる全身疾患で、症状としては発熱と発疹、リンパ節の腫れなどが特徴的です。
成人がかかると、高い熱が続き、関節の痛みも生じ、一般に子どもより症状が強く出ます。
なかでも問題になるのは、妊婦への感染です。
妊娠初期に母体が風しんに感染すると胎児にも感染が及び、生まれてきた赤ちゃんに、白内障、先天性心疾患、難聴、発達遅延などが現れる可能性があります(先天性風疹症候群)。

ワクチン接種が1回(現在は2回接種が基本)または接種不明、未接種の方、特に妊娠可能な女性とそのパートナーには、妊娠前の接種をお勧めします。

MRワクチン

風しん予防の際は、できれば風しん単独ワクチンではなく、MR(麻しん・風しん混合)ワクチンをお勧めいたします。
風しんワクチン未接種の方や1回だけの方(現在は2回接種が基本)では、麻しんワクチンの接種回数も不十分で、麻しんに対する免疫も弱いことが多いからです。
なお、たとえ実際には罹ったことのある方が接種しても、3回以上接種しても、何ら問題は生じません。

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